荷物のかたわらにとどまる人たち

十月四日 荷物のかたわらにとどまる人たち (ひとしずく六〇七)  ダビデは自分の主君イスラエルの王サウルの手を逃れていました。それは、サウルが国民の人気を集めているダビデによって自分の王位を失ってしまうことを恐れていたからでした。 ダビデはもはや逃げ場がなく、手勢わずかの軍と共にサウルの敵であるアキシ王(ペリシテの王)のところに身を寄せていまし た。  アキシ王及びペリシテの他の王たちは、イスラエル、つまりサウル王との戦いに、ダビデとその兵士を連れて行くことを許さなかったので、ダ...

たとえ枯れようと

たとえ枯れようと 二〇一二年九月二十八日 ひとしずく九五〇  美しい花がしぼんでいくのを見て、何故花はしぼむのか?と疑問に思ったことがあります。どんなに美しく咲いても、半日ほどでしぼんでしまう花さえあります。  しかし、その美しい花がどんどん勢いを失い、完全にしぼんで枯れてしまっても、記憶の中に、その花の完璧な美しさがそのままの形で残っているのです。  そして、翌朝、または翌年、記憶通りに同じように完璧な形の美しい花を見ることになります。つまり、花の時期はとても短いものですが、その花の完璧な姿は、ずっと記憶に残っているのです。...

主によって力づけられる

主によって力づけられる   ひとしずく一六二一  戦いの最中で、意気阻喪しそうに なった時に、もしかしたら、この話が助けになるかもしれません。これはダビデが、遠征に出ていた時、帰ってきたら、自分の家族、また全ての財産が略奪されていた時の聖書の話です。...