弱者のために

弱者のために  二〇一四秋 ひとしずく一六四六   私の友人の息子さんが、うまく歩けない野良猫を見つけて、家に連れていったそうです。よく見ると、前足が曲がっていてしっかりと立つことができないでいたそうです。毛もあちこち抜けてしまっている状態で、動物病院の医師に診てもらったところ、何とその猫はエイズだとわかったそうです。彼らは驚いたと思いますが、エイズならなおさら放り出すことはできない、と話をしているそうです。彼らの思いやりには、感動させられます。...

決死の覚悟で

決死の覚悟で  二〇一四年 秋 ひとしずく一六四五   今日、久しぶりにJさんに会うことができました。Jさんは、何十年かぶりで特老の看護士の仕事を始めたのだそうです。私と同じくらいの年齢なので、「スタミナ大丈夫ですか?」と尋ねたら、不思議と大丈夫です、と答えました。...
獣の支配と十字架の力

獣の支配と十字架の力

獣の支配と十字架の力 獣の力の下で、苦しむ多くの人達がいる。 獣の規制に沿って生きることのできない者は、失格者と呼ばれる。 しかし、社会不適合と言われている人の中には、 人々の危険な状態を告げ知らせる赤信号なのかもしれない その人というよりも、周り全体が何かおかしいのかもしれない その人の口を封じ、どこかに隔離してしまうことは 答えにはならない 何が反社会的なのか? 嘘をついて騙して人に毒ワクチンを打たせることこそ 反社会的ではないか? それは危ないよと隣の人に警告する者は、...
夜霧の山道で

夜霧の山道で

 先日、福島のある友人を訪ねるところでした。何度も訪ねていた友人だったので、私はただナビのスイッチを入れて、その指示に従っていたのです。もうすでに暗くなっていたので、いつもの標識などは見えませんでした。...