ダーク・トゥ・ライト

闇から光へ

「光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。」

(ヨハネの福音書1章5節)

全世界の罪のための神の小羊

全世界の罪のための神の小羊 その翌日、ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。(ヨハネ 1章29節) イスラエルの民は、神から自分達の罪のあがないのために、いけにえとして動物を捧げるよう定められており、毎日朝と夕に小羊が捧げられていました。 あなたが祭壇の上にささぐべき物は次のとおりである。すなわち当歳の小羊二頭を毎日絶やすことなくささげなければならない。 その一頭の小羊は朝にこれをささげ、他の一頭の小羊は夕にこれをささげなければならない。(出エジプト記 29章38,39節)...

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あなたは誰なのか?

さて、ユダヤ人たちが、エルサレムから祭司たちやレビ人たちをヨハネのもとにつかわして、「あなたはどなたですか」と問わせたが、その時ヨハネが立てたあかしは、こうであった。すなわち、彼は告白して否まず、「わたしはキリストではない」と告白した。そこで、彼らは問うた、「それでは、どなたなのですか、あなたはエリヤですか」。彼は「いや、そうではない」と言った。「では、あの預言者ですか」。彼は「いいえ」と答えた。そこで、彼らは言った、「あなたはどなたですか。わたしたちをつかわした人々に、答を持って行けるようにしていただきたい。あなた自身をだれだと考え...

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神をあらわしたひとり子

神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである。(ヨハネ 1章18節) 神は目には見えませんが、神の存在を感じさせ知らせてくれるものはいくつもあります。その一つは神が造られた被造物です。作品を見れば作者がどのような人であるか想像できるように、神のお造りになった被造物は、神の存在とその御性質を反映しています。 神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである…(ローマ 1章20節)...

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めぐみとまこと

めぐみとまこと 律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。(ヨハネ 1章17節) 神の律法はモーセを通してユダヤ人に与えられました。その律法を通して、人々は神とはどのようなお方であられるのか、また何を望まれておられるのかを知り、律法を基準にして行動したのでした。その律法をパウロは、イエスさまに導くための養育掛であったと書簡で語っています。養育掛とは子どもが大人になるまでの間、心身を養い育てるものです。...

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恵みに恵みが加えられた

恵みに恵みが加えられた わたしたちすべての者は、その満ち満ちているものの中から受けて、めぐみにめぐみを加えられた。(ヨハネ1章16節) イエス様には、すべての徳と善きものが満ち満ちています。そしてそれを私たちに御霊をとおして与えて下さっています。 キリストにこそ、満ちみちているいっさいの神の徳が、かたちをとって宿っており、 そしてあなたがたは、キリストにあって、それに満たされているのである。(コロサイ 2章9~10節)...

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先におられた方

先におられた方 ヨハネは彼についてあかしをし、叫んで言った、「『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである」。(ヨハネ 1章15節)  このヨハネは、福音書を書いたヨハネではなくバプテスマのヨハネです。...

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父のひとり子としての栄光

父のひとり子としての栄光  …わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。(ヨハネ 1章14節b) ウィキぺディアには、「栄光」の意味として、「一般には人が成功・勝利などによって他人から得る好意的な評価のこと」とあります。他の辞書には「輝かしいほまれ」とあります。 ヨハネの福音書には、人(肉)となった神(ロゴス)の内に、栄光を見た、父のひとり子としての栄光を見た、とあります。ギリシャ語の原語で「栄光」は、doxa(ドクサ)。その元来の意味は、「人の意見、評価」です。...

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言は肉体となり

 言は肉体となり そして言(ロゴス)は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。(口語訳 ヨハネ 1章14節a) ことば(ロゴス)は神でした(ヨハネ1章1節参照)。宿ったというのは神が人となってこの世に来てくださったということですが、「神のひとり子としての栄光に満ちていた」とあるので、人となっても神としての性質を保たれ神の栄光で輝いていたのです。 口語訳では「言は肉体となり…」となっていますが、新改訳Ⅳでは「人」新共同訳では「人間」となっています。原語は「肉」です。...

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神によって生まれる

 神によって生まれる それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。(ヨハネ 1章13節)  それらの人というのは、イエス様を信じた人たちのことです。この節の重要な点は、「神によって生まれた」ということです。聖書の他のところにもこうあります。 …父は、わたしたちを、…真理の言葉(ロゴス)によって御旨のままに、生み出して下さったのである。(ヤコブ1章18節)...

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神の子となる力

神の子となる力 しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。(ヨハネ 1章12節) 彼(イエス)を受け入れない者は、闇の中にとどまることになるのに対し、「彼を受け入れた者、その名を信じた人々には、彼(イエス)は神の子となる力を与えた」とあります。ちなみに「その名」とは「イエス」のことですが、へブル語で「イェシュア(Yeshua)」その意味は、「神(主)は救い」です。...

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