イスラエルの民のエジプト滞在の期間についての学び。
創世記に書かれてあるアブラム(のちのアブラハム)への神の言葉には、次のようにああります。
「あなたはよく心にとめておきなさい。あなたの子孫は他の邦に旅びととなって、その人々に仕え、その人々は彼らを四百年の間、悩ますでしょう。しかし、わたしは彼らが仕えたその国民をさばきます。その後かれらは多くの財産を携えて出て来るでしょう。あなたは安らかに先祖のもとに行きます。そして高齢に達して葬られるでしょう。四代目になって彼らはここに帰って来るでしょう。アモリびとの悪がまだ満ちていないからです」。(創世記15章13節~16節)
これは、アブラハムの子孫であるイスラエルの民がエジプトに滞在する期間と、再びカナンの地に帰還することの預言ですが、出エジプト記や民数記などの他の記録を見ると、その期間が四百年ではなく、四百三十年であると記されています。
「イスラエルの人々がエジプトに住んでいた間は、四百三十年であった。四百三十年の終りとなって、ちょうどその日に、主の全軍はエジプトの国を出た。」(出エジプト記12章40,41節)
ここに三十年のギャップがあります。また、イスラエルの民が実際に、カナンの地に入ってくるのは、さらに四十年間の荒野での期間の後です。つまり、イスラエルの民がカナンの地を発って、エジプトに行って帰ってくるまで四百七十年経つことになります。
この主の語られた四百年と実際の期間まで要した四百七十年との差についての個人的聖書研究を分け合っています。
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