<9月1日の出版にこぎつけようと思っていましたが、間に合いませんでした。そのため、まずはネットでご紹介しようと思いました。御心であれば、毎日、配信しようと思います。冊子としては、完成した際にご紹介いたします>

はじめに:

…この「時をこえて」の出版に踏み切ったいきさつには、妻の助言がありました。ここ数年、私は黙示録のセミナーや、その主題の資料の翻訳に集中していましたので、どうしてもデボーショナルなものの出版が少なくなっていました。そこで彼女は、初期のころのひとしずくを引っ張り出して読み始めていたのですが、ちょうど彼女が体調を崩したり、病との戦いがある中でひとむかし前のひとしずくから、たくさん霊的な支えを受け取ることができたようで、日々のデボーション用に、一年を通して使えるようなひと昔前のひとしずくをまとめた冊子を作製するのはどうかと話してくれました。

 「時をこえて」に収録されているひとしずくの背景には、東北大震災があり、周りの人達も、また私たち家族も様々な変化に直面していました。その当時、私たちは、福島原発から百キロくらいのところに住んでいました。また何度か東北大震災によって大きな被害を受けた被災地に支援活動に行ってました。それから引っ越しをしましたが、そこで考えさせられたことは多くあり、それを毎日書き留めてきました。被災に関しては、「悲しみの向こうに」「泥に咲く花」「花のいのち」などの冊子に収録しましたが、この「時をこえて」には、そこに収録されなかったもので、脆く崩れる世界の中で信仰に生きるとはということについて書かれています。数多くのメッセージの中から、妻が、バラエティのあるもの、そして時をこえて、今も信仰の歩みの支えとなるようなメッセージを選びました。読者の方たちの中には、文字が小さいと読めない方がおられます。それで、文字サイズを今までどおりにすることにしました。そして、一年分の日々読めるひとしずくを、二か月ごとの冊子にまとめました。全部で六巻になる予定です(神様は、静養中の妻を使って、メッセージを拾い集めることをされ、大体365日分は集まっております)。

 この出版にあたり、震災直後のひと昔前のメッセージを読み返し、あらためて、世の移り行くこと、また信仰の歩みの祝福、神の御言葉の真実なことを考えさせられております。

 この冊子が、読んで下さる方々にとって祝福となり、信仰の励ましとなりますように。